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Jupiter I

ボルティセラ・アルバはどこから出てきたのか?――小説『Wシリーズ』――

 

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? (講談社タイガ)
 

 

 

 

 

およそ脳みそによくない行動というのが自分でだいたいわかってきている。

そういう感覚を経験則と呼ぶのだろう。

あいにく私は人間の中でも器用じゃない方の部類に属するだろうから、今の今まで生きてきてやっとこさ身に着けた『楽に生きるための指針』のひとつがこの『およそ脳みそによくない行動』を避けること(もしくは連続して行わないこと)なのだけれど。

先週一週間まるっと、その部類の行動を可能な限り続けた結果、週末倒れてまともに動けなくなるくらいには疲弊してしまった。

 

その原因が上記の四冊である。

 

 

***

 

 

連日の頭痛と疲労は完全に自業自得。

だからといってやめられないのが知識欲と好奇心に生かされている罠。

 

お腹がすいたらご飯を食べるのと同様、脳の空腹を満たすように物語を消化していく。

もともと何らかへの執着や集中が頻発するタイプで、「おなかいっぱい刺身を食べたい」とか「おなかいっぱい馬刺しが食べたい」とか「いやになるまでアイスを食べ続けたい」とか……。

いや、食べ物に限ったことではなくて、「倒れるまで物書きしていたい」とか「許される限り漫画を読み続けたい」とか、そういうパターンで。

言うまでもなく、一気読みや一気見、一挙放送が大好きだ。

 

というわけで、初版で買ったのに積読していた『彼女は一人で歩くのか?』を皮切りに、Wシリーズマラソンを開始。

しばらく活字から離れてゲームに傾倒していた私の頭は、あまりの情報量にキャパオーバーを繰り返したわけだけれど、「あ、これもう駄目だな」と脳のヘルプサインに気付いてからの読書の気持ちよさと言ったら、恐悦至極。

アドレナリンだかアポトキシンだかボルティセラ・アルバだか何だか知らないけど、生きててよかった公文式!と叫ばんばかりの多幸感。

ちょっと現実世界に帰ってこられなくなって(九井諒子さんの言葉を借りれば『ノベル・ダイブ』というやつ)、多少の支障はあったものの、何にでも幸福の代償は存在するものだから、ということにしておく。

 

これだけ濃密な物語をコンスタントに、しかも複数シリーズ同時に執筆されている著者には尊敬以上の畏怖を覚えるのだけれど、一気!一気!と我慢できずに地団太を踏んでいる私にとっては大変ありがたい。

親鳥が運んでくる餌を待ちくたびれてピーチクパーチクしている小鳥の可愛らしさと我慢強さを見習いたいくらいには、だいぶ我慢できずに暴れているのが某脳内。

我慢はできないしする気もないので、同じく森博嗣氏著書の百年シリーズに手を付けたく一巻めを探し求めて書店ジプシーをしている今日この頃です。

 

そろそろ書店で出会うのを諦めて、注文しようと思う。

 

 

ひきだしにテラリウム

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女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)

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[訳あり] 天馬 馬刺し たっぷり500g [タレ5Pつき]

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